コーディネート開始 その1

午前中は家で仕事をしていた。
といっても最近仕事に身が入らずネットで時間を潰してる日々が続いてる。

久しぶりに訪れたチャットで2〜3人いたので会話に参加した。
みんなお初な人ばかりだ。東京、大阪、地域もまばら。
話題になったのが「2CHパキスタン支援金募金スレ
スレッドを立てた人が競輪で40万位儲かったからといってスレッドに書き込んでくれた数×50円を
支援金で募金するといったものだった。
AA(アスキーアート)のみ、英数文字のみ、コピペ連続投稿はカウントに入れないといったルールあり
制限時間は24時間。
結果は5スレッドで有効レスが4000弱。約20万弱の募金が集まった(スレ立て人負担だけど)。
翌日本当に郵便局から振り込んだ領収書がupされていた。
すごいよな。貧乏な僕には今はとても出来ない技だ…(で、カウント集計手伝っていました)

そんな話から、
募金→献血→骨髄バンク
と話が流れた。


以前HLAが適合してコーディネートしたことがあったんだよ。患者さん都合で中止になったけど…
といった話で盛り上がっていた中、仕事にいかなくてはいけない時間になったので家を出ることに。
外の郵便受けを外出する時もチェックしてる。
投げ込み広告の中から大きなピンク色の封筒が見えた。
すぐ直感できた。見えてたのは裏面だったけど表を見ようとしたら「重要」の二文字が見えた。

ビンゴ。

郵便受けから取り出してみるとやはり骨髄バンクからコーディネートのお知らせだった。
移動中の車の中で封をあけ一通り目を通してから家に電話かけた。
母にまたコーディネートの話が来たことを伝え前回同様了承する旨を話し母の了承を得た。
母は僕が決めたことを譲らないこと知ってるから了承してくれたんだと思うけど、前回もそうだったが
不安は隠せないんだろうな…一人息子だから。
でもゴメンネ。今は安全な移植手術だから。それに神様がちゃんと見守ってくれていると思うし。
母には来週家族で一緒にご飯を食べに行く約束をしておいた(今は僕一人で生活してるから)。

仕事先に着いた僕は合間をみてコーディネートの書類を書いて仕事先の事務の人に投函のお願いをし、即日了承へと動き出した。

同封されている資料を久しぶりに目を通す。
やっぱり正直不安がよぎる。それは前回よりも増していた。
以前は、色んな思いから勢いで行った部分もあるし何より未知だった。
それから色々知らないことを学んだし知らない自分も発見した。
知識が豊富になるとそれに加えて不安も多くなる。安心感なんてものはない。
この不安だクリアにされて始めて安心できるものだと思う。
でも、この不安材料は色んなことを知ることによって信頼することができるのが唯一決断に結び付けれるものだと思う。決して安心はしていない。いや安心できない。

今回思ったのだがコーディネートに時間かかりすぎてないかな?
開始から術まで約半年かかる。早くても2〜3ヶ月。
ドナーとの約定的な手続きが検査を含めているから仕方ないのだろうけど、
患者さん自身は大丈夫なのだろうか…こうしているうちにも病気は待ってくれてないよな。
そう思うと辛い。早く決めてあげたいと思う。

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